琉球海運(那覇市、宮城茂社長)が、2019年から建造を進めてきた貨物船「あやはし」が24日、那覇港新港ふ頭に初入港し、同社グループの社員らが港で出迎えた。26日から、那覇―博多間を週2往復で運航する。24日、あやはしに乗船する林修治船長ら乗組員に花束が贈呈された。
「あやはし」は琉球最古の歌謡集おもろさうしに出てくる「美しい橋」という意味の言葉から取った。県外と沖縄の物流をつなぐ、懸け橋になるという意味を込めた。
宮城社長は「懸け橋としての使命を果たしていく」と話した。
あやはしは全長181.51メートル、幅は26メートル、総トン数は同社最大規模となる1万1681トン。硫黄酸化物(Sox)排出規制に対応するために、排ガスからSoxを除去する浄化装置を搭載している。