那覇市立病院でクラスター 患者と職員13人がコロナ感染 脳神経外科の受け入れ制限へ


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那覇市立病院

 那覇市立病院は26日、入院中の患者を含む13人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。内訳は入院患者7人と職員6人。県は同日、クラスター(感染者集団)に認定した。

 那覇市立病院によると、24日に脳神経外科の患者を主に受け入れる病棟で勤務する看護師の感染が確認された。同看護師は体調不良で22日から自宅療養していた。

 感染した看護師と接触した可能性のある患者と他の看護師にPCR検査を実施し、24日に患者2人の陽性が分かった。25日に那覇市保健所の指示で、看護師の濃厚接触者とされる同病棟入院中の患者と病棟に関連するスタッフ計103人に追加のPCR検査を実施した。その結果、患者5人、医師1人、看護師4人の感染が新たに分かった。

 那覇市立病院は今後、脳神経外科で入院、救急、外来の受け入れを制限する。その他の診療は、院内での感染拡大がないとして、従来の診療体制を継続する。