「遺骨混じる土砂、使用禁止を」全会一致で意見書可決 沖縄県議会委


この記事を書いた人 Avatar photo 嶋野 雅明
遺骨を含んだ土砂を埋め立てに使用しないよう求める意見書案を全会一致で可決する県議会土木環境委員会=12日午後、県議会

 沖縄県議会土木環境委員会(瑞慶覧功委員長)は12日午後、沖縄戦戦没者の遺骨などが混入した土砂を埋め立てに使用しないことを政府に求める意見書案を、全会一致で可決した。15日開催予定の臨時会でも、全会一致で可決される見通し。

 意見書では現在でも本島南部で遺骨収集が行われているとした上で、「遺骨が入った土砂を埋立てに使用することは人道上許されない」とした。

 採取場所は南部に限定していない。「辺野古」の文言も使わず、全ての埋め立て工事での不使用を求める形となった。