三連協会長に北谷町長が選任へ 嘉手納基地の負担増「改善を求める」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
野国昌春氏

 沖縄県沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)は20日、2021年度総会をオンラインで開き、新たな会長に野国昌春北谷町長を選任した。野国町長は、悪臭や騒音、PFOSの問題など嘉手納基地を取り巻く現状について「住民負担は増加傾向にある。調査事実に基づいた改善を求め、地域住民の不安を解消していく」と誓った。会長は三市町長の持ち回りで、北谷町長が三連協の会長を務めるのは22年度まで。

 総会は冒頭のみ報道陣に公開された。事務局を務める北谷町によると、パラシュート降下訓練やCV22オスプレイの飛来など基地機能強化につながる懸念事項に抗議していくことなどを確認したという。

 副会長は桑江朝千夫沖縄市長、當山宏嘉手納町長が務める。