大東きょうから強風 台風2号、高波の恐れ


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 気象庁によると非常に強い台風2号は21日午後6時現在、フィリピンの東を1時間におよそ10キロの速さで北北西へ進んでいる。中心の気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートル、中心から半径165キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。台風2号は今後、フィリピンの東を北西へ進み、22日に強い勢力となって進路を北東に変え、23日には沖縄の南の海上を東に進む見込み。

 沖縄気象台によると大東島地方では、日本付近の高気圧と台風との間で気圧の傾きが大きくなるため、22日昼すぎから東の風が強く吹き、23日からは非常に強く吹く見込み。沖縄本島地方は22日から23日にかけて、台風から流れ込む湿った空気の影響で曇りや雨となる見込み。
 沿岸の海域はうねりを伴い、先島諸島ではしけており、沖縄本島地方と大東島地方では波が高くなっている。台風の北上に伴い波はさらに高くなる見込み。気象台は大東島地方で23日、うねりを伴った高波に警戒するよう呼び掛けている。