カーミージー入域制限も検討 浦添市長「自然残すため規制必要」


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絶景が広がるカーミージーの海岸=2020年10月16日、浦添市

 沖縄県浦添市の松本哲治市長は21日、浦添市港川の里浜「カーミージー(亀瀬)」周辺の保全に向けて、入域制限を含めた規制措置の検討に入る考えを示した。

 同日、「カーミージーの海で遊び隊」の浪岡光雄代表と市役所で面談した際、松本市長は「素晴らしい自然を残すためにも規制をかける必要がある。市として、どのような手が打てるか検討したい」と述べた。

 エビや貝類、海藻など多種多様な生物が生息するカーミージーは浦添八景の一つで、周辺一帯は遠浅の海となっており、アーサ採りや潮干狩りを楽しむ人の姿も見られる。

 カーミージー周辺で観察会を主催している浪岡代表によると、西海岸道路が開通したことで、最近は人の出入りが増え、ゴミのポイ捨ても増加しているという。

 浪岡代表の訴えに、松本市長は「アーサ採りなど何もかも禁止にするのではなく許可制にするなど、市として何ができるか検討したい。海を守るためにはある程度の規制は必要だ」と述べた。