台風2号 進路を北東へ 大東島は荒れた天気に【4月22日午前】


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
台風2号の進路予想図(気象庁HPから)

 気象庁によると非常に強い台風2号は22日午前9時現在、フィリピンの東を1時間におよそ10キロの速さで北へ進んでいる。中心の気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートル、中心から半径165キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。中心から半径390キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。

 沖縄県全域では22日午前、波浪注意報が発表されている。

 台風は、22日は進路を次第に北東に変え、23日からは強い勢力で沖縄の南の海上を東に進む見込み。

 台風の中心は24時間後の23日午前9時には沖縄の南の北緯22度05分、東経127度55分を中心とする半径80キロの円内に達する見込み。中心の気圧は970ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルが予想される。予報円の中心から半径170キロ以内では、風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがある。

 沖縄気象台によると、沖縄地方は台風第2号の周辺の湿った空気の影響で曇っており、雨の降っている所がある。22日から23日の沖縄地方は、台風周辺の湿った空気の影響で曇りや雨の天気となる見込み。大東島地方では22日から、沖縄本島地方と先島諸島では23日は、東または北東の風が強く吹き、荒れた天気となる所がある。

 沿岸の海域はうねりを伴い、沖縄本島地方と先島諸島ではしけており、大東島地方では波が高くなっている。台風の北上に伴い波は更に高くなる見込み。気象台は沖縄本島地方と大東島地方で23日、うねりを伴う高波に注意を呼び掛けている。