沖縄、新たに120人コロナ感染 療養者は過去最多1313人【4月23日朝】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は22日、10歳未満から90代の120人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。入院患者やホテル・自宅療養、入院調整中の患者らを合わせた「療養者数」は1313人で、過去最多を更新した。

 県内の病床占有率は97.2%と逼迫(ひっぱく)した状況が続く。県の糸数公医療技監は「本島南部で今後も入院患者が増えれば、受け入れが厳しい状況だ。中部や北部を受け皿として活用しなければならない状況に来ている」と危機感を示した。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は51.68人で全国3番目に多い。

 新規感染者120人のうち、推定感染経路が判明しているのは25人で内訳は家庭内11人、飲食6人、職場4人、友人知人2人、その他2人。残り95人の感染経路は現時点で判明していない。累計患者数は1万1867人。

 居住地別では、那覇市38人、宮古島市19人、浦添市12人、南部保健所管内11人、豊見城市10人、南城市7人、沖縄市6人、中部保健所管内5人、宜野湾市4人、北部保健所管内3人、うるま市と糸満市各2人、名護市1人。年代別では、20代が29人と最多で、40代22人、50代21人などと続いた。

 米軍関係は22日、キャンプ・ハンセンで3人の感染が判明し、累計1295人となった。