沖縄でコロナ126人感染 3日連続100人超 連休影響か【5月14日朝】


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 沖縄県は13日、10歳未満から80代までの126人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者が100人を超えるのは3日連続。推定感染経路は家族内感染が最多で、県の糸数公医療技監は「5月7、8日の連休明けの発症の人が多くなっている」と述べ、大型連休が拡大の原因との見方を示した。

 コロナ病床逼迫(ひっぱく)で新型コロナ患者のうち、本来入院が必要な重症化リスクが高い人も、ホテルや自宅療養となる割合が増えているという。糸数技監は「症状が出てから病院に搬送される人が増えている」とした。

 連休明け後、コロナ以外を受け入れる非コロナ病床(一般病床)も逼迫し、病床使用率は県合計で95・2%と高くなっている。コロナ病床と一般病床の逼迫に加え、夜間や休日の救急受診も増えているとして、糸数医療技監は「できれば日中にかかりつけ医を受診し、夜に慌てて救急受診するのは控えてほしい。子どもの不調は小児救急電話相談(♯8000)を利用してほしい」と県民に呼び掛けた。

 13日の年代別の新規感染者は、20代が最多で36人、30代が23人、40代が17人、10代が16人など若い世代の拡大傾向が続く。居住地別では、那覇市で54人、浦添市で13人、宜野湾市で10人、石垣市、南城市、うるま市、沖縄市で各6人。推定感染経路が判明しているのは25人。家庭内12人、職場5人、友人知人3人、飲食2人、施設内1人、その他の濃厚接触2人。4月の感染者のうち、重複や偽陽性のため、感染者一覧から11人削除し、累計は13487人となった。米軍基地関係は普天間基地とキャンプ・ハンセンで各1人で累計は1332人となった。