美ら海水族館など休館、部活は原則休止 学校行事延期 緊急事態宣言


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美ら海水族館

 23日からの緊急事態宣言で、県は学校現場にも部活動を原則休止とするなどの対策を要請する。県立施設は原則休館とし、政府の対処方針よりも厳しい措置に踏み込んだ。県営公園では陸上競技場などの有料施設が原則閉鎖され、沖縄美ら海水族館(本部町)なども臨時閉館となる。 

 学校の部活動は、8月までに開催される九州・全国大会の予選を兼ねた県内大会に出場する場合に限って、「平日90分以内(早朝練習なし)」「土日休日2時間以内」「必要最小限の人数」を守った上で認められる。

 県はこのほか、学校に対して運動会や体育祭、修学旅行といった学校行事の延期・縮小も要請。県立学校については時差登校を検討する。

 高校総体は無観客や規模縮小、分散開催などを検討する。県高校体育連盟は県教育委員会の方針を受けてから、県総体の運営の在り方について三役会議で議論するとしている。22日から始まる陸上を含む4競技は予定通り行う。

 県立施設の原則閉鎖により、県内の9県営公園では、23日からプールや陸上競技場などの有料施設を原則閉鎖する。サッカーなど既に開催が決まっている試合は無観客とした上で使用を認める。屋外での運動は自粛要請の対象ではないため、公園全体は閉鎖しない。

 首里城公園(那覇市)や沖縄美ら海水族館は21日、ホームページで有料区域などを臨時閉館すると発表した。県立図書館や県公文書館なども閉館となる。