パラリンピック合宿のトルコ選手団「音信不通」 糸満市、意向確認できず困惑


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東京五輪・パラリンピック会場の新国立競技場

 【糸満】東京パラリンピックの開催に合わせ、糸満市が受け入れを予定する陸上競技トルコ代表の事前合宿に関し、選手団のトルコ視覚障がい者スポーツ協会と昨年12月以降、連絡が取れていないことがことが11日、分かった。大会を2カ月後に控え、市は受け入れに向けて準備を進めているが、担当者は「相手国の意向が確認できない」と困惑している。

 事前合宿は8月10~20日に市西崎の陸上競技場で行われる予定で、選手など13人の受け入れを想定している。選手が滞在予定のホテルの担当者は、新型コロナウイルスの感染拡大で「オリンピック開催も、(書き入れ時の)お盆の動きも読めない」として、合宿がキャンセルされた場合にも対応できるよう備えているという。

 県は大会開催まで時間的な余裕があるとして、事業を委託している旅行会社を通じ、今後も連絡を試みるという。受け入れの判断は市に委ねている。

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