沖縄県の玉城デニー知事は16日夜、記者会見を開き、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ「緊急事態宣言」の延長を国に要請したと発表した。玉城知事は「感染力の強いデルタ株(インド型変異株)の移入についても懸念しており、医療提供体制が改善しないうちに新たな脅威にさらされれば、医療崩壊につながるリスクは、かつて無いほどに増大する」と強調し、県民に対して宣言延長への理解を求めた。
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宣言の延長を巡り、県は16日夕の対策本部会議で、宣言延長を国に要請する方針を正式に決定。決定直後に東京事務所から政府に対して文書で要請した。
玉城知事は県内の感染状況について「感染まん延期の最中にある」との見解を示した。人口10万人当たりの新規感染者数が宣言前と同水準で推移していることや、医療のひっ迫が続いていることを説明した。
緊急事態宣言の延長に伴う具体的な対策については18日にも決定する考えを示した。
関係者によると、宣言期間中は酒類提供店舗への休業要請、飲食店の午後8時までの営業時間短縮要請は継続する考え。一方、県立学校の休校措置については学習機会を確保するため、予定通り20日で解除する方向で調整している。
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