那覇市のコロナ疫学調査、クラスター発生の事業所のみに一時縮小 感染者急増が影響


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那覇市保健所(資料写真)

 新型コロナウイルス感染者の急増を受け、那覇市保健所は26日、濃厚接触者などを調べる「積極的疫学調査」を当分の間、縮小すると発表した。医療機関や高齢者施設、クラスター発生事業所の調査に絞り、それら以外の感染者の職場調査を一時休止する。縮小期間は26日から2週間程度を見込んでいるが、感染者が減少しない場合は期間を延長する可能性もある。

 調査を休止する事業所については、感染者や職場の責任者などから周囲の人々に健康観察を呼び掛け、症状があれば県のコールセンターに相談してもらう。

 那覇市保健所による職場調査の一時休止は4月以来2回目。現在は4班体制(1班は事務職7人程度と保健師4~5人程度)で疫学調査をしている。1日の新規陽性者が60人程度の調査に対応できるという。