沖縄の7月倒産は1件 同月で過去最少 金融支援の効果も


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 東京商工リサーチ沖縄支店は2日、7月の県内企業の整理倒産状況(負債総額1千万円以上)を発表した。倒産件数は1件、負債額は1億5400万円だった。件数は7月として過去最少だった。

 倒産したのは西原町の保育所経営業者で、原因は既往のしわ寄せだった。債務過多から、2020年3月末で事業を停止していた。

 新型コロナウイルスの拡大を受けて緊急事態宣言が延長され、人の移動の制限によってサービス業や小売業、卸売業は厳しい経営環境が続いている。一方で金融支援の効果もあり、倒産件数は81カ月連続で1桁台が続いている。