首里石鹸が大阪に初出店 本格的に県外進出 コーカス「沖縄発世界ブランドへ第一歩」


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SuiSavon―首里石鹸―ルクア大阪ギャラリーショップのイメージ(コーカス提供)

 スキンケアブランド「首里石鹸(せっけん)」を運営するコーカス(那覇市、緒方教介社長)は27日に、新店舗の「ルクア大阪ギャラリーショップ」を、大阪市梅田の商業施設、ルクア大阪西館ルクアイーレ2階に開業する。同ブランドの本格的な県外出店は初めて。2022年までに大阪で計3店舗の出店を目指す。

 沖縄に移り住んで22年になる緒方社長は「幼少の頃に関西で過ごした自分にとって、大阪は第2の故郷だ。初の県外出店が梅田であることは感慨深い」と話した。

 新店舗の面積は約33平方メートルで、約150アイテムを販売する。梅の花の香りのハンドクリームなど大阪店限定の商品も発売し、初年度の販売目標を5600万円と掲げる。

 首里石鹸は現在、県内で13店舗を展開している。20年10~11月に期間限定でルクア大阪で販売出店したところ、1カ月で約1600人が来店し、想定を超える650万円の売り上げを記録したという。

 緒方社長は「ぜひ大阪にも出店してほしいという要望が寄せられた。大阪出店は私たちが志す沖縄発、世界ブランドをつくる目標の第一歩となった」と話した。