事故後にSNS投稿 米軍伊江島パラシュート訓練 民間地降下に言及せず


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伊江島補助飛行場上空でパラシュート降下訓練を実施する米海兵隊=21日(第三海兵師団ツイッターより)

 【伊江】21日に伊江島補助飛行場でパラシュート降下訓練中の米海兵隊員2人が提供区域外の民間地に着地した後、同日午後8時ごろに在沖米海兵隊が訓練の様子を短文投稿サイト「ツイッター」で公開していたことが23日までに分かった。事故後の投稿だが、投稿文では事故についての記載はなかった。

 本投稿で3枚の写真が掲載されており、パラシュート降下訓練を実施する複数の海兵隊員と、その背後にはKC130空中給油機が飛行しているのが確認できた。23日午後5時時点で160以上の「いいね」が付いていた。

 提供区域外に着地した米海兵隊員が確認されたのは21日午後4時ごろ。人的・物的被害は確認されていない。県は22日、防衛局や在沖米海兵隊に原因究明と再発防止に万全を期すよう要請した。伊江村の島袋秀幸村長と渡久地政雄村議会議長は24日に沖縄防衛局を訪れ、米軍側に原因究明と再発防止策を強く要請する方針。