球場に戻ってきた拍手と歓喜 準決勝の試合を熱援 県秋季高校野球


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サヨナラ打に総立ちで喜ぶ興南の選手たち=17日、コザしんきんスタジアム

 高校野球の第71回県秋季大会の準決勝が17日、沖縄市のコザしんきんスタジアムで行われ、球場に拍手と歓喜が戻ってきた。準決勝は、新型コロナウイルス感染症の対策を講じ一般客も受け入れた。この日は各校の応援団や保護者らがスタンドを埋め、グラウンドで躍動する選手に拍手でエールを送った。

 興南の長嶺龍希選手の父・良明さん(42)は延長十四回の末、勝利した選手に「選手たちの努力のたまもの。観客の応援もあって、見ている側も楽しめた」と久しぶりの観戦を心ゆくまで楽しんだ。

49年ぶりの決勝進出に湧く、前原高の生徒たち=17日、コザしんきんスタジアム

 49年ぶりに決勝に進んだ前原は、部活動生が球場に駆けつけ、同級生の活躍に大拍手と歓声が湧いた。クラスメートの応援に来た島袋愛海さん=同校2年=は「初めて生で野球観戦したけどとっても楽しかったし、みんなかっこよかった」と23日の決勝戦も胸を躍らせている。