幸せのじゅうたんヒマワリ満開 八重瀬町東風平の畑 


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
見頃を迎えたヒマワリに囲まれる金城健太さん(右)と妻の友理恵さん(左)、娘の弥花ちゃん=18日、八重瀬町東風平

 【八重瀬】八重瀬町東風平の畑で18日、ヒマワリが満開となり、見頃を迎えている。金城健太さん(37)と友理恵さん(33)が8月末に、土に栄養を与えるため自身の畑に「緑肥用ひまわり」の種をまいた。高さは1メートルに満たない程度で小ぶりだが、黄色い花に、ミツバチが羽音をたて蜜や花粉収集に精を出す。トンボも羽を休める様子が見られた。地元の人からは「コロナ禍で暗い日々が続くが、花を見ると気分転換になる」と好評だ。

 夫妻は「世界一美しい(ビューティフルな)農園」になるよう名付けた、「sekabifarm(セカビファーム)」でトルコキキョウを栽培している。その一角で家庭菜園をしていた約660平方メートル(約200坪)の畑に初めてヒマワリを植えた。

 健太さんは「夏のイメージの花だが、沖縄は年中暑いので、いまの時期でも育つ」と話す。町内外から畑仲間や学童クラブの児童らが訪れ、写真を撮る姿が見られた。

 今月末には耕し、別の種類のヒマワリを植え商品化を目指す予定だ。