沖縄県は18日、新型コロナウイルスに感染し療養中だった3人の死亡と、10歳未満から80代の16人の感染を発表した。新規感染者数は、前週月曜の7人から2倍以上増加した。県は19日に新型コロナの専門家会議を開く予定で、今月末までの期限で実施する県独自措置の前倒し解除や、必要な対策について委員らの意見を求める。
亡くなったのは、那覇市の80代男性と中部保健所管内の90代男性、80代女性。中部保健所管内の2人は院内感染の可能性がある。県内の死亡者数は365人となった。
新規感染者のうち、推定感染経路が判明しているのは10人。内訳は家庭内7人、職場内2人、施設内1人。年代別では、30代5人、10歳未満3人、20代と40代各2人、10代と50代、70代、80代各1人。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は11・04人で、2位の青森県(7・62人)を上回り、引き続き全国最多。
米軍関係は17日に普天間基地とキャンプ・フォスターでそれぞれ1人の感染が県に報告された。18日はゼロだった。累計は2807人。
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