沖縄、時短要請など独自措置は10月末で解除へ 新規感染は18人(10月28日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は27日、10歳未満から70代までの18人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週の水曜日(20人)より2人減少した。減少傾向が続いていることから、県は28日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、飲食店などへの時短営業要請などの県独自措置について、予定通り10月末の期限で解除を決める。県民には飲食に関し、4人以下で2時間以内、三密を避けることなどを引き続き呼び掛ける。

 新規感染者の年代別は10歳未満と20代が各4人、30代と40代が各3人、10代と70代が各2人。若年層に多い傾向となっている。市町村別は浦添市6人、那覇市と宜野湾市で各3人、沖縄市で2人など。

 推定される感染経路が判明しているのは9人で、家庭内6人、施設内と友人・知人、飲食が各1人。

 病床占有率は12・2%で確保済みの230床に対し、28人が入院中。重症者はいない。中等症は16人。

 31日投開票の第49回衆院選は28日から「三日攻防」に入る。県感染症対策課の嘉数広樹課長は「集会を開く場合は、感染対策をしっかり行っていただきたい。選挙カーも窓を開け、三密を避けてほしい。事務所でも、三密回避や感染対策の徹底をお願いしたい」と注意を呼び掛けた。

 米軍関係は嘉手納基地とキャンプコートニー、その他各1人の計3人の感染の報告があった。

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