日本復帰50年の式典、沖縄と東京の2会場開催を検討 各国大使の招へいも


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 来年5月15日の沖縄の日本復帰50年の記念式典について、県は沖縄と東京の2会場での開催も視野に入れていることが分かった。6日の県議会11月定例会一般質問で、謝花喜一郎副知事が島袋大氏(沖縄・自民)の質問に答えた。

 県と国は新型コロナウイルス対策も含めて開催手法について意見交換している。
 謝花副知事は島袋氏への答弁で、「復帰50年という重みもある。東京であれば各都道府県知事、各国大使も集まってもらえるかもしれない。内閣府にも投げており、しっかり検討を重ねたい」と語った。

 記念式典は10年ごとの節目に催している。1972年の復帰時や82年の復帰10年、92年の20年の記念式典は県と国が沖縄と東京でそれぞれ開催した。

 県と国の共催となった2002年の30年、12年の40年の記念式典は沖縄のみで開催した。40年式典は1776人を招待した。

 県は復帰50年式典の開催を今年7月に決定。玉城デニー知事は県民のアイデアを反映させていく意向を示していた。 (塚崎昇平)