砥板市議が出馬表明 来年2月の石垣市長選


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砥板 芳行氏

 【石垣】来年2月27日投開票の石垣市長選で、市議の砥板芳行氏(52)が26日、市内で記者会見し、保革合同の立場から立候補すると発表した。市長選には、現職の中山義隆氏(54)が4期目を目指し出馬を明言している。

 保守系の砥板氏はこれまで中山氏を支える立場だった。だが市役所新庁舎建設を巡り市政の追及を続け、今月、与党からの離脱を表明した。

 野党市議団、市政刷新を求める保守系団体のほか、市内への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票を求める市民団体も協議に参加し、砥板氏の擁立を決定した。

 砥板氏は陸自配備について「致し方ない」とするが、「市民の理解がない国防は成り立たない」との考えから住民投票は実施する考えという。

 砥板氏は1969年10月生まれ。市登野城出身。東京デザイナー学院中退。2010年に市議に初当選した。
 (西銘研志郎)