旧正月の準備に大忙し 工場で畳張り替え 豊見城市


この記事を書いた人 Avatar photo 山城 祐樹
へりを縫い付け、手早く畳表を張り替える古堅和幸さん=26日、豊見城市のたかえす畳店・豊見城工場

 来月1日の旧正月に向け県内各地で準備が進んでいる。豊見城市のたかえす畳店・豊見城工場で26日、ビーグ(い草)の香りが漂う中、職人たちが黙々と畳表の張り替え作業に追われていた。

 例年、同店では年末から旧正月にかけて繁忙期を迎える。今週末ごろまでがピーク。今年は畳の新調や張り替えなどで約800枚を受注した。近年は旧正月向けより、新正月の注文が多い傾向にあり、年末は離島からの大口発注もあった。畳表の材料には、水や汚れに強く、色落ちしない和紙が好まれるという。ホテルマンから転職した古堅和幸工場長(42)は「真新しい畳をお客さんに届け、『ありがとう』と声を掛けてもらえることが活力になる。(繁忙期でも)丁寧な仕事で、県内接客ナンバーワンの畳店を目指したい」と話し、まっさらな畳を担ぎ上げる。
(高辻浩之、写真も)

【関連記事】

▼「#いーそーぐゎちでーびる」とツイートすると…特別な絵文字が出現!