琉舞「芸と心を次の世代に伝えたい」 人間国宝・宮城幸子さん、認定の思い語る


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人間国宝に認定された宮城幸子さん(中央)と琉球舞踊真踊流の安次富紀子代表(左)、幸子さんの弟子の宮城りつ子さん=27日、那覇市の琉球新報社

 国指定重要無形文化財「琉球舞踊立方」(各個認定)保持者=人間国宝=に認定された琉球舞踊真踊流の宮城幸子さん(88)が27日、琉球新報社を訪れ、認定を受けた思いを語った。

 宮城さんは14日に東京都内であった人間国宝の認定書交付式に、2021年度に共に「琉球舞踊立方」人間国宝に認定された志田房子さんと出席した。式を振り返り「志田先生と一緒にいただけて感謝している。受賞は、これまで芸を伝えてきた先生方のおかげ。芸と心を次の世代に伝えたい」と意気込んだ。

 琉球新報社の玻名城泰山社長は「(琉球芸能は)県民の誇り。若い人たちに芸を受け継いでいってほしい」と話した。
 (藤村謙吾)