第4次嘉手納爆音訴訟、提訴 知事「大きな関心、注視」


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 第4次嘉手納爆音訴訟の提訴を受け、玉城デニー知事は28日、「訴訟を大きな関心を持って注視する。日米両政府に対し、嘉手納飛行場の騒音軽減を粘り強く働きかける」とのコメントを発表した。

 同基地では米軍などによるエンジン調整や昼夜を問わない訓練、住宅地に近い元駐機場「パパループ」の使用などが続いている。玉城知事はこうした状況に触れ、「負担軽減と逆行する状況にある」と訴えた。「戦後76年経た今もなお、依然としてこのような訴訟が提起されるのは誠に残念」とした。

 県と基地所在市町村でつくる県軍用地転用促進・基地問題協議会(軍転協)は昨年12月、普天間飛行場と嘉手納基地所属機の県外・国外への分散移転などを日米両政府に要請している。
 (塚崎昇平)