肉の自販機、名護にも登場! 奄美出身の店主こだわりのヤギ刺しなど8種


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経営する「幸せ焼き肉 紬」の店舗前に設置した自動販売機でヤギ刺身や薩摩地鶏刺身などを販売している奄美琉球の徳洋生社長=14日、名護市宮里

 【名護】精肉小売業の奄美琉球(うるま市、徳洋生社長)が名護市宮里で展開する焼き肉店「幸せ焼き肉 紬(つむぎ)」はこのほど、店舗前に冷凍肉の自動販売機を設置した。

 本島北部では初めて。新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、社長の徳洋生さん(42)が「自宅でも専門店でしか食べられないような良質なお肉を楽しんでほしい」とヤギ刺身や薩摩地鶏刺し身など、8種類の生肉を自販機で販売することを決めた。

 徳さんは鹿児島県奄美大島出身。出雲会館などで勤めた後に「奄美琉球株式会社」を立ち上げ、2020年12月に「紬」を開業した。コロナ禍で店舗への集客がままならない中、新たな収益源として昨年9月から導入の準備をしてきた。

 21年12月末に設置した自販機で販売しているのは高級和牛盛り合わせ(6千円)、紬の肉盛り(2千円)、馬刺(千円)など計8種類。24時間稼働で、自宅での焼き肉や酒のつまみなどの需要にも対応できる。

 徳さんは「名護の方々はヤギ刺などおいしい肉をよく知っている。期待に応えられるお肉を用意している」と話した。
 (松堂秀樹)

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