沖縄コロナ1073人 病床使用は第6波初の70% 累計8万人超す(1月29日朝)


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 沖縄県は28日、10歳未満から90歳以上の1073人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。累計感染者は8万531人で、7万人を超えた19日から9日間で8万人を超えた。入院患者は448人で、流行第6波に入り病床使用率が初めて70%に上がった。

 年齢別では10歳未満から50代までが100人台と、幅広い年代で感染が続いている。新規感染者数は減少しているものの、千人超が続く現状に糸数公医療技監は「地域には診断されていない感染者もいるのではないか。症状のある方は接触を控えてほしい」と呼び掛けた。

 感染者がいる福祉施設は高齢者施設が76カ所、障がい者施設が13カ所の計89カ所。施設内療養者は273人で、酸素投与が必要な患者は23人となっている。糸数医療技監は「高齢者施設への感染の波は頂点に達していない」として、県や医師会をはじめとした関係機関と調整し、福祉施設への医療提供体制の構築を急いでいる。

 感染や濃厚接触などで欠勤している医療従事者は21重点医療機関で405人、その他の69病院では259人で計664人だった。

 米軍基地関係の感染者は135人だった。(嘉陽拓也)