【読谷】読谷村漁業協同組合(前泊克昌組合長)が運営する大型定置網に、ジンベエザメが入り込んでいるのが21日に確認された。23日午前、漁師と沖縄美ら島財団総合研究センターの研究員が、定置網からの放流作業が行った。
定置網は都屋漁港から約2.5キロ離れた地点に設置されている。ジンベエザメは体長約4.5メートル、重さ推定500キロ。カツオやグルクマなどの魚と一緒に網に入っていた。生態調査を行った後に放流され、元気に泳いでいった。
ジンベエザメはエサのオキアミが増える4月から7月にかけ、年間4~5回ほど定置網に入るという。
琉球大学2年の浅井萌(きざし)さん(19)は「毎週2回ほど調査乗船しているが、生でジンベエザメを見るのは初めて。迫力がある」と話した。
(喜納高宏通信員)
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