【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設計画をめぐり、14日午前、移設先と隣接する米軍キャンプ・シュワブのゲート前では市民ら約500人が結集した。13日に翁長雄志知事が前知事による埋め立て承認を取り消したことから、参加者は「これからが新たな闘いだ」と気勢を上げた。
毎週水曜日は議員行動の日で、ゲート前には国会議員や県議、市町村議員がマイクを持ち、承認取り消しをめぐる法廷闘争だけでなく幅広く知事を支えていくことを呼び掛けた。旧ゲート前でも座り込みが続けられている。
那覇市から駆けつけた梅澤永治さん(66)は「承認取り消しの翌日は一人でも多く座り込む方が翁長知事の力になると思い、参加した。今日からが知事や県民一人一人にとって新たな闘いの始まりだ」と語った。
一方、海上では沖縄防衛局の作業船がフロートを撤去している様子が見られた。海上保安庁の職員らは「台風接近のため」としている。抗議船3隻とカヌー隊約10挺が抗議行動を展開している。
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