沖縄担当相に岡田参院国対委員長を起用へ デジタル相に河野氏 きょう内閣改造 


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首相官邸

 岸田文雄首相(自民党総裁)は10日実施の内閣改造・党役員人事を巡り、地方創生兼沖縄北方担当相に岡田直樹参院国対委員長(60)を起用する方針を固めた。防衛相に自民党の浜田靖一元国対委員長(66)を再登板させ、経済安全保障担当相に党の高市早苗政調会長(61)、デジタル相には河野太郎広報本部長(59)を起用する。加藤勝信前官房長官(66)を厚生労働相に再び充て、鈴木俊一財務相(69)、林芳正外相(61)は留任。閣僚人の顔触れが固まった。党人事では四役の選対委員長に森山裕総務会長代行(77)を登用し、挙党態勢構築を目指す。政権幹部が9日、明らかにした。

 新型コロナウイルスの感染拡大や、自民議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係が相次いで判明し、内閣支持率が急落する中、首相は人事刷新で政権運営の安定化を狙う。教団との接点が明らかになっていた岸信夫防衛相、山口壮環境相らは交代となる。

 総務相には寺田稔首相補佐官(64)を、文部科学相には永岡桂子元文科副大臣(68)を内定。経済産業相に西村康稔前経済再生担当相(59)の起用が固まった。(共同)