沖縄の美術の先生がつくった作品展 32人が絵画に彫刻、版画…40作品 3年ぶりにリアル開催 県立博物館美術館


社会
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オンライン取材で「美術の先生がつくった作品展」をPRする実行委員会の上原秀樹委員長(左端)ら

 沖縄県内の小中高校や特別支援学校、大学、専門学校などの美術教師の作品を展示する「美術の先生がつくった作品展Vol.9」(同実行委員会主催)が9日、那覇市おもろまちの県立博物館美術館県民ギャラリーで開幕した。同展は、新型コロナウイルス感染症拡大で昨年、一昨年ともウェブ上のみで作品を発表しており、今回は3年ぶりにリアル展示が実現した。

 美術教師32人が創作した絵画や彫刻、版画、陶芸など計約40作品を展示している。実行委員長の上原秀樹さん(宜野湾市立真志喜中教諭)はオンラインでの取材に「ウェブ展示の際は、シンポジウムやワークショップを開催したが、今回はそれはなく、純粋に展示に特化した」と話した。

 児童・生徒の来場も期待しており、「普段はなかなか美術館に来ない子どもたちが、先生の作品を見て感動したという話も聞いている。夏の風物詩でもあり、沖縄の美術文化の発展に少しでも貢献できたら」と多くの県民の来場を呼び掛けた。

 同展は14日までで、入場は無料。