宮古島ミサイル搬入も活写 石川さん「大琉球写真絵巻」展14日まで、那覇市民ギャラリー


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「大琉球写真絵巻2022」の来場者を前に、作品に関連して話す石川真生さん=9日、那覇市民ギャラリー

 写真家の石川真生さんの作品展「大琉球写真絵巻2022」が9日、パレットくもじ6階の那覇市民ギャラリーで始まった。14日まで。過去から現在に至る沖縄の現実を描くシリーズ。期間中、毎日午後2時から石川さんのギャラリートークも行われる。

 大琉球写真絵巻は毎年夏ごろ発表しており、今回はパート9。新作23点と昨年のパート8の作品の計46点を展示した。

 石川さんは昨年、宮古島の自衛隊基地にミサイルが搬入された日の様子も撮影した。「目と鼻の先にミサイルが来たら何が起こるか分からない。一体誰が認めたのか。こんなインチキな国はない」と語った。開場は午前10時~午後7時(最終日は同5時)。入場料は千円。
 (宮城隆尋)