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金秀建設の上地社長に功労賞 女性技術者の積極登用を評価 一般社団法人技術同友会


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第8回女性技術者育成功労賞を受賞した金秀建設の上地千登勢社長=10日、東京都内の如水会館

 【東京】一般社団法人技術同友会が主催する第8回女性技術者育成功労賞の表彰式が10日、東京都内の如水会館であった。県内から受賞した金秀建設の上地千登勢社長は「受賞を励みに社員がステップアップできるよう応援を続けたい」と抱負を語った。

 同賞はダイバーシティー推進委員会活動の一環として、女性技術者(研究者含む)育成に顕著な成果のある個人の功績をたたえる。2014年に始まり、今年は最多の13人が表彰された。

 上地さんは社内で女性活躍推進法に基づく行動計画の策定と実行を主導し、女性技術者の積極登用に取り組んできた。金秀グループ女性力推進委員会を設置して女性役員の登用推進に取り組んだことなどが評価された。

 土木の一級施工管理技士でもある上地さんは「時代が変わり女性の技術者がだいぶ増えてきた。活躍の一方で子どもたちとの時間もしっかり取る。そういう制度づくりに取り組んだ。男性も育休、介護休などを当たり前に気軽に取れるよう環境整備をしていく」と今後も改革を進める考えを示した。

(斎藤学)