対決!重さ50トンの「ジンベエジェット」vs 小学生60人 5メートル動いたよ JTAが那覇空港で自由研究企画


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ジンベエジェットと綱引きする子どもたち=6日、那覇空港

 日本トランスオーシャン航空(JTA、野口望社長)は6日、夏休みの自由研究をテーマにしたチャーター企画を実施した。小学生など約120人が参加した。コロナ禍で学校行事や旅行などの機会が減った子どもたちに、わくわくする体験を提供しようと、JTAの20代の若手社員が中心となって企画した。

 座学で飛行機が飛ぶ仕組みや機内のトイレの仕組みなどを学んだ後、実際に飛行機に乗って離島上空を周遊した。1人一つずつペットボトルを持ち、上空で膨らんで地上ではしぼむ現象から気圧の違いを勉強した。

 陸上では、ボーイング737―800型機のジンベエジェットを相手に綱引きを実施した。約50トンの重さだが、小学生約60人が力を合わせて5メートル動かし、大人も加わってさらに12メートルにわたって機体を引っ張った。

 北谷町から参加した11歳と7歳の兄弟は、「重いと思っていたけどそうでもなかった」と得意げに話した。

 参加した2人の10歳児童は「飛行機に乗って空の上に行けたのがめちゃくちゃ楽しかった」「いつもは学べないことを学べてとても勉強になった」と笑顔だった。

(中村優希)