旅先で寄付して返礼品をもらおう 南城市が「旅先納税」を開始 九州・沖縄で初


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南城市での旅先納税をPRする南城市役所の職員や沖縄銀行の行員ら=10日、那覇市泉崎の琉球新報社

 沖縄県南城市は8日から、「旅」と「ふるさと納税」が組み合わさった「旅先納税」を開始した。旅先で寄付を行うことで、返礼品としてその地域で利用できる電子商品券(なんじょうe街ギフト)を受け取れる。

 旅先納税は電子ギフト券の生成や流通を手掛けるギフティ(東京)が開発したサービス。九州・沖縄地方で初めての取り組みとなる。

 南城市役所企画部観光商工課の平田賢也主事は「地域に直接支援ができる仕組みになっている。たくさんの人に利用してほしい」とPRした。

 電子決済端末の提供などを行う沖縄銀行(那覇市、山城正保頭取)が行う。電子商品券が使える市内の加盟店は現在10店舗ほどだが、年末までに30~50店舗の登録を目標にしている。

 沖銀デジタル事業部ペイメント事業グループの具志堅俊昭氏は「地域に密着し、キャッシュレスを推進したい」と話した。

 「旅先納税」の申し込みは南城市役所のホームページから。

(與那覇智早)