ハジチの未来を探る企画展 21日には研究者らによるシンポ開催 海洋博公園内 沖縄


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ハジチ展を紹介する沖縄美ら島財団の大嶺絢子さん=7日、本部町の海洋博公園の海洋文化館

 【本部】沖縄美ら島財団は7日から本部町の海洋博公園内にある海洋文化館で、企画展「ハジチとタトゥー~復興か?創造か?~」を開催している。21日午後1時半からは、研究者によるハジチやタトゥーの現状の問題点や将来展望などを議論するシンポジウムを開催する。

 沖縄各地のハジチを施した原寸大に腕模型、沖縄のハジチやポリネシアのタトゥーなどの歴史などを解説したパネルなどを展示している。

 展示を見た男性(38)=神奈川県=は「今と昔では、入れ墨に関する捉え方や意味が変わっているのが分かった。すごく興味深い展示だ」と見入っていた。

 シンポジウムには金城学院大学の桑原牧子教授、都留文科大学の山本芳美教授らが参加する。会場またはウェブサイトからの参加が可能。申し込みは同財団(電話)0980(48)2266。

(長嶺晃太朗)