宜野湾市長選 志村氏が出馬表明「新基地許さない」


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宜野湾市長選への出馬を表明する志村恵一郎氏=23日午後3時15分、宜野湾市野嵩のジュビランス

 【宜野湾】来年1月24日投開票の宜野湾市長選に向けて、元県土木建築部建築都市統括監でNPO法人県建築設計サポートセンター副理事長の志村恵一郎氏(63)は23日午後、宜野湾市内で記者会見を開き、立候補を正式表明した。志村氏は米軍普天間飛行場移設問題について「辺野古新基地は許さない。普天間基地の即時閉鎖返還を求めていく」と訴えた。

 志村氏は市長選の争点について「建白書に基づく米軍普天間基地の辺野古移設に反対するか、しないかだ」と強調した。移設先については「安保の中で日本政府が考えることだ。閉鎖返還を訴えていきたい」と述べた。閉鎖返還への手法は「翁長知事や名護市長、あらゆる協力者と連携して即時閉鎖返還を強く求めていきたい」と語った。
 同市長選には現職の佐喜真淳氏(51)がすでに出馬を表明している。
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 志村恵一郎氏(しむら・けいいちろう)1952年7月8日生まれ。市普天間出身。日本大学生産工学部卒。75年県庁入庁。県土木建築部建築都市統括監を務め、2013年3月に退職。県建築設計サポートセンター副理事長を務めている。