沖縄の10月消費者物価3.8%上昇、40年2カ月ぶり伸び率 前年同月比、家計へ負担重く


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 沖縄県が25日発表した10月の県内の消費者物価指数(2020年=100、生鮮食品除く)は、前年同月比3.8%上昇の103・9だった。物価上昇は15カ月連続。対前年同月の伸び率は第2次石油危機の影響でインフレが続いていた1982年8月(3.7%)以来、40年2カ月ぶりの上昇幅となった。前月比でも0.7%上昇した。

 品目別にみると、ロシアのウクライナ侵攻や円安の影響で燃料価格が高騰する電気代(前年同月比12.6%上昇)やガス代(同10.5%上昇)、生鮮食品を除く食料(同6.5%上昇)で伸び幅が大きい。幅広い項目で上昇が目立ち、家計への重い負担が続いている。
(當山幸都)