辺野古 カヌー13艇、船3隻で抗議 作業員と市民もみ合い騒然


この記事を書いた人 金城 美智子
抗議する市民を拘束する海上保安官=29日午前11時30分すぎ、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】新基地建設の埋め立て本体工事が始まった名護市辺野古の海上で29日午前8時すぎから、建設に反対する市民らがカヌー13艇、船3隻で抗議行動を展開している。辺野古崎の米軍キャンプ・シュワブの敷地内では、重機が稼働したり、土砂を積んだ大型トラックが移動したりする様子が確認された。

 海上では、浮具(フロート)や油防止膜(オイルフェンス)を新たに広げる作業が行われた。抗議する市民は「沖縄の豊かな海を埋め立てることは絶対反対だ」と怒りの声を上げた。オイルフェンスを延ばす作業員と市民がロープを引っ張り合い、市民が船に引き上げられて一時騒然となる場面もあった。【琉球新報電子版】