ワクチン副反応疑い162件、うち死亡13件 新型コロナ、沖縄県が公表 新規感染者は220人(12月6日朝まとめ)


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 沖縄県は5日までに、新型コロナウイルスのワクチン接種総数314万7470回の中で、医師から厚生労働省に届け出た副反応疑い報告が162件(0.00515%)あったと公表した。そのうち、重篤報告が67件(0.00213%)で、重篤報告のうちの死亡報告が13件(0.00041%)あったという。

 ワクチン種別では、ファイザー社製の副反応疑いが141件、重篤59件、死亡13人だった。同社の5~11歳用ワクチンの副反応疑いは1件。モデルナ社製の副反応疑いは19件で、そのうち重篤は6件。アストラゼネカ社製とノババックス社製はいずれも0件だった。その他、使用ワクチン不明の副反応疑いが1件あった。

 一方、県は5日、県内で新たに220人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週の同じ曜日と比較して32人増加した。直近1週間の新規陽性者数は、前週に比べて1.29倍となっている。

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 年代別では40代が40人と最多、続いて20代が35人、30代が33人、50代が28人、10代が26人などとなっている。重症化リスクのある発生届け出対象者は37人だった。

 県全体の病床使用率は24.9%で、圏域別では本島26.0%、宮古5.4%、八重山27.8%。重症者用病床使用率は16.7%となっている。

(嘉陽拓也、普天間伊織)

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