宮古島でのブルーインパルス飛行計画「自衛隊の空港利用、島の軍事化につながる」 市民団体、当日11日に抗議集会


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会見で改めて抗議する「ブルーインパルス飛行NO! 下地島・宮古空港軍事利用に反対する実行委員会」の下地博盛(中央ら=6日午後、宮古島市平良

 【宮古島】航空自衛隊が11日に宮古島市上空で予定するブルーインパルス飛行を巡り、「ブルーインパルス飛行NO! 下地島・宮古空港軍事利用に反対する実行委員会」は6日、市内で会見を開き、「軍事の島にする足がかりを許してならない」と改めて訴えた。

 ブルーインパルスは11日午前に市平良トゥリバー地区上空の飛行を予定している。空自は1日に宮古空港の使用届を県に提出しており、県はこれを受理した。空自によると10日は練習飛行を予定している。

 同実行委員会の下地博盛共同代表は空港利用について「今後、自衛隊や米軍が島の港湾を使う風穴を開けることになる」と指摘した。政府が南西諸島の軍備強化を進めている現状に触れ「先の大戦のようなことが起こってはならない。食い止めたい」と訴えた。

 同委員会は11日に空自宮古島分屯基地前で予定していた抗議集会について宮古空港近辺に変更するとした(集合は午前10時に市役所前)。
 (佐野真慈)