うるま市で確認の鳥インフルエンザ、高病原性ウイルスは検出されず 沖縄県は野鳥監視を継続


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沖縄県庁(資料写真)

 沖縄県うるま市内で回収された野鳥「ハシビロガモ」の死骸からA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されたことについて、環境省と県環境部は7日、高病原性ウイルスは検出されなかったと発表した。これを受けて、環境省は同日、回収地点から半径10キロ圏内の野鳥監視重点区域の指定を解除した。県環境部は同じ場所で多くの野鳥が死亡していないかなど監視を継続していく。

 県は11月30日、うるま市内で野鳥17羽の死骸を回収した。国立環境研究所の遺伝子検査の結果、うち1羽の陽性が確認され、高病原性かどうかの詳しい検査を進めていた。

 環境省は7日午前、県に高病原性ウイルスが検出されなかったと連絡し、金城賢環境部長が開会中の県議会で報告した。
 県は野鳥の死骸を発見した場合は触れずに県自然保護課098(866)2243か市町村まで連絡するよう呼び掛けている。

(安里周悟)