中国Tモール「沖縄館」開設 県内11社販売開始


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 県は、中国最大のインターネット通販サイト「T mall(ティーモール)グローバル」の中に県産品を販売するサイト「沖縄館」を新設し、2日から県内企業11社の健康食品やサプリなど20品の販売を開始した。ティーモールグローバルのサイトに日本の自治体ページができるのは初めて。拡大する中国の電子商取引(eコマース)を活用することで県産品の知名度向上を図り、月に100万円の売り上げを目指す。

「T mallグローバル」の中に新設した「沖縄館」

 2日、県庁で会見した慶田喜美男国際物流商業課長は「eコマースは今後伸びていくため、県産品販路拡大の大きな武器となる」と展望を語った。
 サイトは既にティーモールグローバルに出店している「エフカフェ」(大阪市)が運営する。高岡正人取締役は「日本産品は非常に人気が高く沖縄館にも大きく影響する」と見込んでいる。
 11社は、公募のあった13社25商品の中から「長寿」をテーマにした商品が選ばれた。紅芋粉や黒糖黒ごまセットなどを販売する沖縄物産企業連合海外商品企画部の平良樹課長は「県がスタートラインをつくってくれたことをきっかけに商品の認知度を高めて今後の展開に生かしたい」と展望を語った。

共同通信中国語サイト「共同網」《簡体字中国語(中国大陸で使用)》
共同通信中国語サイト「共同網」《繁体字中国語(台湾・香港で使用)》