【速報】沖尚、春のセンバツ決定 9年ぶり7度目


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
沖尚野球部(資料写真)

 第95回選抜高校野球大会(3月18日開幕予定・甲子園)の出場36校を決める選考委員会が27日に開かれ、秋季九州大会を制した沖縄尚学が選出された。沖尚の選抜大会出場は2014年以来7度目。県勢では2021年に21世紀枠で選ばれた具志川商に続き、2年ぶりの選出となった。沖尚は春夏通算で16度目の甲子園に挑む。

 沖尚は昨年の県秋季県大会を制して臨んだ九州大会で、次々と劇的勝利を重ねて頂点に立った。準々決勝の明豊(大分)戦、準決勝の海星(長崎)戦はいずれもサヨナラ勝ちを収めた。長崎日大との決勝も序盤に先行されたが、中盤に逆転して、そのまま振り切るなど粘り強さと勝負強さを発揮した。17季ぶり5度目の優勝を飾り、地区代表として出場した明治神宮大会(東京)は初戦で、この年の夏の甲子園を制した仙台育英(東北地区代表)と激突した。サヨナラ負けを喫したものの、王者相手に八回まで先行する好勝負を繰り広げ、全国で戦える力を見せつけた。

 記念大会のため、出場校は例年より4校多くなった。厳しいトーナメントが待ち受けるが、神宮大会での悔しさを糧にチームは優勝を目標に掲げ、春の舞台に突き進む。