米軍ヘリ部品落下 85グラム、2日後に連絡 普天間所属機


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 【宜野湾】米軍普天間飛行場所属のCH53大型ヘリから10月28日、県内で飛行訓練中に重さ約85グラムの金属製部品を落下させていたことが3日までに分かった。沖縄防衛局から宜野湾市に連絡が寄せられたのは発生から2日後の10月30日。市は2日、再発防止策や早期の連絡などを求めた文書を同局に送付した。

 市によると落下場所などは不明だが、被害などは確認されていない。米軍機による部品落下事故はことしに入り9件目。
 市によると落下した部品はエンジン周辺の部品で縦20センチ横10センチの金属製。CH53は28日、普天間飛行場を飛び立ち、海上や米軍キャンプ・ハンセン上空を訓練飛行していたという。米海兵隊は3日現在、事故原因などについて本紙取材に回答していない。同型機は3日夕も飛行する様子が確認されており、飛行停止などの措置は取られていない。