1人逮捕、緊急搬送も 辺野古、市民と機動隊が衝突


この記事を書いた人 金城 美智子
抗議をする市民らと機動隊員(左側)=4日午前9時すぎ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古への米軍普天間飛行場移設をめぐり4日午前、米軍キャンプ・シュワブゲート前で、工事関係車両の進入を阻止しようとする市民と、市民を歩道へ押し込めようとする機動隊が衝突し、20代男性が救急搬送された。目撃者によると男性は後頭部を道路に強打したという。

 名護署によると、午前9時すぎには市民らが国道上で抗議する中、機動隊ともみ合いになり、60代男性が公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された。
 ゲート前では午前6時20分ごろ、県警機動隊に加え、警視庁からの応援機動隊員も含む約300人がゲート内に入った。機動隊員らは6時55分ごろから抗議の座り込みをする約130人の排除を試みたが、完全にはできなかった。工事車両1台、作業員を乗せたと見られる車数台がゲート内に入った。
 市民からは警視庁の機動隊に対し「東京に帰れ」「日本の内戦になっている」との声が上がった。
 一方、建設が予定される海上での作業は確認されなかった。シュワブの陸上部分では重機による作業が見られた。【琉球新報電子版】

辺野古ゲート前にて市民と機動隊が衝突=2015年11月4日午前9時6分、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前 #辺野古 #henokonow – Spherical Image – RICOH THETA