豊かな辺野古見て 那覇の不屈館、牧志さん写真展


社会
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辺野古と大浦湾の素顔を展示する牧志治さん(右)の写真展=4日、那覇市若狭の「不屈館」

 名護市辺野古の新基地建設に反対し、抗議船船長やダイビングチームレインボーの代表を務めるカメラマンの牧志治さん(65)の写真展が4日から那覇市若狭の「不屈館」(内村千尋館長)で始まった。辺野古と大浦湾で約10年間撮り続けた水中写真など30点を展示している。12月27日まで。

 世界的に希少なアオサンゴ群集や河口で生息するミナミトビハゼ、辺野古沖の長島や平島で繁殖する絶滅危惧種のベニアジサシの飛来など、生物多様性豊かな場面を切り取って紹介している。牧志さんは「本来の自然が残っている辺野古、大浦湾の素顔をぜひ見てほしい」と来場を呼び掛けた。
 11月7日と28日は午後2時から牧志さんの講演がある。入場料は大人500円、大学生・高校生300円、小中学生は無料。火曜を除く午前10時から午後5時まで。問い合わせは不屈館(電話)098(943)8374。