【辺野古問題取材班】名護市辺野古への米軍普天間飛行場の移設計画をめぐり米軍キャンプ・シュワブのゲート前では5日、新基地建設に反対する市民ら約100人が午前6時半ごろから座り込み、工事関係車両のシュワブ内への進入を阻止しようと抗議した。ゲートまでは県警と警視庁から派遣された機動隊員ら約200人が警備に当たり、同6時53分ごろから座り込む市民らを1人ずつ抱えて排除した。7時5分ごろまでに全車両がシュワブに入った。
ゲート前には午前10時ごろ、那覇港に停泊中の国際環境保護団体グリーンピースのキャンペーン船「虹の戦士号」のメンバー4人が訪れた。ニュージーランドのカーリ・トマスさんは「ここで活動している皆さんの真摯(しんし)な声は米軍基地に届いてなくても、ジュゴンや環境には届いている。虹の戦士号は辺野古を守り、新基地建設を少しでも止めることに貢献したい」と話した。
辺野古の海上では重機複数台による作業が確認できた。【琉球新報電子版】