新基地に「断固反対」 戦没者慰霊祭 中城村長が宣言


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 【中城】浜田京介中城村長は7日、同村添石の慰霊の塔前で開かれた村全戦没者慰霊祭(村主催)で村平和宣言を発表し、「未来の人々が戦争のない社会に生きられるよう、平和な村づくりに向けて努力する」と述べた。戦後70年を迎えた年の慰霊祭に宣言文を読み上げた。

 浜田村長は、政府が進める米軍普天間飛行場の移設計画に触れ、「辺野古新基地建設に断固として反対する。政府に、沖縄の抱える基地問題を理解する姿勢を強く求める」と力を込めた。
 村遺族会の比嘉武義会長も追悼あいさつの中で政府の同計画を強く批判した。翁長雄志知事が前知事の埋め立て承認を取り消したことを支持するとし「辺野古新基地は要らない」と述べた。慰霊祭には遺族や村関係者ら約150人が集まり、戦争の犠牲となった人たちに手を合わせた。