【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う新基地建設計画で、9日午前7時に工事関連車両18台が辺野古の米軍キャンプ・シュワブ旧ゲートから同基地内に入った。移設に反対する市民ら約80人が旧ゲート前に座り込んだが、県警と警視庁の機動隊総勢120人以上が数人1組で市民らを抱え、機動隊車両と鉄柵で囲った場所に排除した。
シュワブ内の辺野古崎周辺では重機が稼働している様子が確認された。海上では目立った作業はない。市民らは抗議船4隻とカヌー十数艇で大浦湾に繰り出し、作業の停止を求めて抗議している。
ゲート前には学生グループ「シールズ琉球」のメンバーが訪れ、14日午後1時からシュワブ前で辺野古緊急アピール行動を実施すると報告した。【琉球新報電子版】